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今回は石膏ボード貼り付け作業後のパテ処理作業についてお話しさせていただきます。
LGS下地組が終わり、石膏ボードを貼り付ける(ビス止め)作業が終了した後、
パテ処理作業の工程になります。
パテ処理を行わなかった場合、その上に貼られるクロス(壁紙)が浮いてきてしまうので、二、三度重ね塗りをし、表面が平らになるようにしなければなりません。
その前に、ボードを貼り終えた際のビス(ねじ)がきちんとはめ込まれ、ビス頭がボードに打ち込まれているのを確認します。
ビスがボードよりも出ていると、パテ処理以前にクロスが浮いてきてしまうためです。
続いて、パテのひび割れ防止のため、ボードとボードのつなぎ目にファイバーテープ(網目状のテープ)を貼り付けていきます。
(この工程は場合により省略されることもあるようです。)
また、コーナーにはコーナーテープというものを貼り付けていきます。
石膏ボード施工後
(コーナーテープ施工後)
その後ついにパテの出番となります。パテは通常三度塗りがなされ、一度目の下地パテは目が粗くなっており、ビス打ち箇所とボードの継ぎ目、コーナー部分など凹みが大きい部分に塗りつけていきます。
私はパテには触れたことがないのですが、材料によってはかなり弾力性があり、ヘラで伸ばす際指が痛くなってしまうほど硬い材質のものもあるようです。
パテ塗り施工途中の様子
(中心部分)
続いて、中塗り、仕上げ塗りとパテを塗っていきます。
パテは乾くと痩せる(薄くなる)点、また目地の粗いパテだけでは平らにならないため重ね塗りがなされます。
重ね塗りの際は下地塗りより広めに、平らになるように塗っていきます。
腕の立つ職人さんが行ったパテ塗りは、ボードの継ぎ目やビス打ちがなかったのかのように平らでスベスベになっています。
以上、石膏ボードパテ処理作業についてでした。
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