こんにちは、オフィス回復ドットコムです。
東京都豊島区池袋のオフィスを拠点に【内装仕上げ工事・原状回復工事】を手掛けております。
今回は間仕切り壁を軽量鉄骨(LGS)で下地を組み立てる際必要な材料別(部材別)の説明をご紹介いたします。
ランナー(ランナ)(土台)
参照:桐井製作所
まずは、ランナーになります。
ランナーとは、間仕切り壁の下地を施工する際に、上下に取り付けられるスタッド(間柱)を垂直に立てるためのレールの事です。
スタッドの規格により、ランナーの幅が定まります。JIS規格では板厚0.8mmとなっています。
基本的にランナーの固定は「ビス留め・打ち込みピン留・溶接 」などでおこない、下側は床スラブ上、上側は梁下やスラブ下に取付けます。打ち込み間隔は@900mm程度です。
スタッド(間柱)
間仕切壁下地で用いられるスタッドとは、上下のランナーに差し込み、垂直に建てる間仕切壁の柱のことです。
実は大きく分けて2種類あります。先ずは、一般的なコ型のスタッド、対するもう一つは、ロ型のスタッドです。ロ型のスタッドは、角スタッドと言われ施工が簡略化された材料で使用部材を少なく出来ます。強度確保のため、形状がロ型となっています。
スタッド同士の間隔はボード条件で異なり、1枚張り@300mm程度、重ね張り@450mm程度の間を空けます。JIS規格は写真のコの字型ですが、角スタッドを使用する場合もあります(※角スタッドは非JIS規格)。
振れ止め
「振れ止め」とはランナーやスタッドなどと同様に、LGS壁下地材として「JIS規格」の構成部材です。
振れ止めはスタッドの横揺れを防ぐ役割を持っていて、スタッドを連結する水平材です。
スタッドに設けられた貫通穴にリップを上向きにして通し、スペーサーと呼ばれる金具でスタッドに押さえつけて固定します。
スペーサー
ランナースペーサーとは、スタットと振れ止めを固定する金具で間仕切壁下地に中空層を設けるための金具です。遮音性能が求められる壁で使用されています。石膏ボードを貼るときに開閉しない役目も果たします。
金具を両端に取付けたスタッドを、ランナーに対して千鳥になるよう配置することで、両面壁張りでありながら、壁下地内部に中空層が生まれる仕組みです。
今回は間仕切り壁を施工する際の部材をご紹介させていただきました。
LGSは「スタッド」と「ランナー」で組み立てる単純な仕組みなので、木の素材に比べるとより効率的でスピーディーな施工を行なうことが可能です。
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本日は以上になります。
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