お世話になっております、オフィス回復ドットコムです。
豊島区池袋を中心に関東一円範囲で「内装工事」「原状回復工事」をメインにお手伝いさせていただいている内装業者でございます。
今回は、
軽量鉄骨(下地)とは
というテーマでお話させていただきます。
軽量鉄骨は、内装工事の中でも、特に弊社のような「軽鉄・ボード工事」を行う業者にとっては必須の材料となります。
そして後のクロス貼りや塗装などの工程も、ボードが貼り付けられなければ行うことができません。
今回、改めて内装工事業者の目線で軽量鉄骨についてざっくりとお話させていただきます。
軽量鉄骨とは
大分類として、軽量鉄骨とは厚さが6㎜未満の鉄骨材を指します。
それらを躯体として組み上げ、つまり建物の骨組みとして建てられた建物を
軽量鉄骨造と言います。
反対に、6㎜以上の鉄骨材は重量鉄骨と呼ばれ、それらの鉄骨を骨組みとして建てられた場合は重量鉄骨造と呼ばれます。
内装としての軽量鉄骨
天井(吊り天井)や壁など、ボード材を固定するための下地材としての軽量鉄骨(鋼製下地と言います)は、厚さが0.4㎜~部材によっては2㎜程度となっており、非常に軽量です。
各所に格子状に組みあげるため、躯体用ほどの厚みがなくとも十分な強度を持っています。
軽量鉄骨天井下地の様子
施工途中の軽量鉄骨壁下地の様子
軽量鉄骨に関する、誤解の多い点
上記で説明いたしましたように、「軽量鉄骨という規格」と、
「軽量鉄骨製の下地」は、材料が同一でありながら厚みや概念が異なります。
要するに「軽量鉄骨造」の建物であっても「木製下地」にて作られている建物も(少数ながら)存在し、また、逆に「木造」の住宅であっても「軽量鉄骨(鋼製)下地」にて内装が作られている場合もございます。
躯体(建物の骨組み)と、内装下地(吊り天井や壁ボード材、間仕切などを支える下地)は、同一である必要はないため、混同しないよう注意が必要です。
現在では、木造住宅の下地材に軽量鉄骨下地が使用される場合も少なくなく、
特に改修工事など、新たに間仕切を設置したり、元々存在していた壁を作り替える といった工事の際、軽量鉄骨下地が使用されることは非常に良くあります。
また、上記理由も含め、木製・鋼製の下地材が混在している物件も少なくありません。
躯体含め、材料が混在している様子。
奥に見える緑の部分が重量鉄骨(躯体)、天井下地材に軽量鉄骨、壁には木製下地が使われている
軽量鉄骨下地のメリット、デメリット
【メリット】
①軽量であり、天井、壁への負担が少なく済む
材料一本辺りの重量は木製下地より遥かに軽いため、天井や壁への負担が少ないです。
また、負担が軽い分耐震補強等、補強に回すこともできるため、建物を堅牢にすることも可能です。
また、軽量であるという事は搬入の際運び入れやすい事にもつながり、
これらも施工性の良さの一因と言えるでしょう。
②施工性が良く、熟練された腕を必要としない
木製下地であれば大工職人による熟練の腕が必要で、下地を組み上げる事にも微調整が必要です。
鋼製下地であれば基本的なピッチ(間隔)の下、システマティックに組み上げることができ、木製下地に比べ施工性が良く、工期削減にも繋がります。
なお、ここで述べている熟練の腕が不要というのは素人でも施工ができるという意味ではなく、軽量鉄骨下地組を行う業者、いわゆる「軽天屋(けいてんや)」と呼ばれる職人、施工会社が大工に比べて多いと言える、という旨でお話しております。
元々大工職人の減少から軽量鉄骨下地が組まれだすようになったため、必然的と言えます。
③木製下地と比べ、単価が安く済む
環境保全など、昨今の情勢から木材の単価は年々増加傾向にあります。
もちろん軽量鉄骨下地も増加傾向ではございますが、軽量鉄骨の方が安価であり、
加工もしやすいです。
④壁内に配線・配管を通しやすい
木製下地に比べ、軽量鉄骨下地は厚みが薄いため配線・配管を通しやすいと言えます。
⑤木のように季節(湿気)による反り・曲がりが発生することが少ない
木は水分を吸収し、繊維の向きに合わせて収縮が起こります。
しかし軽量鉄骨下地では完全な人工物であるため、そのようなことはほとんど起こらないため、寸法の安定性を求められる内装材として申し分ないと言えます。
⑥シロアリによる被害が起こらない
木製下地では表面に加工を施してもシロアリによる蟻害の可能性は常に考えなくてはなりません。
その点、軽量鉄骨下地ではこの可能性を考慮する必要はありません。
ただし、蟻害が発生しうるボード材や、その仕上げ材などを採用した場合はその他の箇所から侵入・被害を被る可能性はあります。
【デメリット】
①現場での微調整はしづらい
墨出し(採寸)等を行っても施工の過程で現場にてズレが起こる可能性はゼロとは言えません。
軽量鉄骨下地は木のように削るような調整は基本的に難しく、そのため築年数の古い、歪みが多くなってきた建物においては木製下地の方が適していると判断され、使用されることもございます。
②溶接を行う場合、火災の危険性がある(施工時)
画像上部、コンクリート面からボルトが垂れており、これらが場合によって溶接にて施工されることがある
天井下地用のボルトなどを溶接して取り付ける場合がございます。
この際、火花が発生するため防炎シートや火気使用への対策をしっかりと講じる必要があります。
もちろん、LGS・ボード工事をメインで行う業者では当然ながらそれらの可能性を加味し必要に応じて火気使用を制限したり、その他の方法で施工するようにしています。
③施工範囲によっては木製下地の方がコストが低く済むことがある
軽量鉄骨下地を建てる際、軽鉄・ボード工事を取り行うことができる私たちのような業者が別途必要になります。
例えば新築にて、木造住宅で大工工事業者が既に入っていた場合、
新たに業者を入場させるために費用が発生する可能性があります。
このような場合、規模により鋼製下地を使用せず木製下地で施工を行う場合も少なくないです。
まとめ、最後に
以上、軽量鉄骨(下地)、LGSとは 何かについてお話させていただきました。
- ●軽量鉄骨とは厚さが6㎜未満の鉄骨材を指す
- ●その中でも軽量鉄骨下地材(LGS)は、1.5mm~2mm程度の厚さである
- ●軽量鉄骨下地(鋼製下地)は、軽量で取り回ししやすく、現在では木製下地よりも多く使用されている
- ●木造住宅であることと、下地材が木製であることはイコールではない。木造住宅にも鋼製下地は用いられており、逆に鉄骨造の住宅に木製下地が使用されていることもある
弊社は軽量鉄骨下地、ボード工事に関しては特に多く請け負っており実績がございます。
軽量鉄骨下地は間仕切の施工や撤去など、改修工事において欠かすことのできない材料・工程ですのでぜひともご相談やお見積りください。
その他、内装工事一式ご対応させていただいております。
内装工事に関するお困りごとやご相談ございましたら、お気軽にお申し付けください。
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